文章基本信息
- 标题:On the Old Japanese Kakari (Focus) Particle koso Its Origin and Structure
- 作者:Leon A. SERAFIM ; Rumlko SHINZATO
- 期刊名称:言語研究
- 印刷版ISSN:0024-3914
- 电子版ISSN:2185-6710
- 出版年度:2005
- 卷号:2005
- 期号:127
- 页码:1-49
- DOI:10.11435/gengo1939.2005.127_1
- 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
- 摘要:古代沖縄語のス= si の係り結びと古代日本語のコ乙ソ乙= koso の係り結びは,已然形で結ぶ強調表現であるところが類似するが,積極的に比較研究されることは少なかった.本稿においては,両者を比較し,日本祖語における原形を* ko#swo (指示詞の*コ乙+形式名詞の*ソ甲)と再構する.そして,有坂第一.法則の適用で,甲類の swo が,先行する乙類の o に母音調和した結果,古代日本語では, koso となったと仮説する.ソ甲の部分が甲類で,形式名詞であったとの見解は,従来の近称のコ乙+中称のソ乙との語源と相容れないが,その裏づけとして,(1)沖縄最古の辞書『混効験集』の知見,(2)西日本方言に痕跡を留める形式名詞のス・ソ,(3)機能論,文法化理論の観点からの論証を挙げる.更に,コ乙ソ乙(沖縄ス= si )とカ(沖縄ガ)の係り結びを対照させ,両者の結びがrealisとirrealis(古代日本語は多くが推量の助動詞 -(a)m- )に対応する意味を認知論的に考察し,また指示詞から係助詞のようなfbcus particleへの移行は世界の言語の文法化のデータにも合致する点を指摘する.
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