文章基本信息
- 标题:Unaccusativity and Honorification in Japanese
- 作者:Fumikazu NIINUMA
- 期刊名称:言語研究
- 印刷版ISSN:0024-3914
- 电子版ISSN:2185-6710
- 出版年度:2005
- 卷号:2005
- 期号:127
- 页码:51-81
- DOI:10.11435/gengo1939.2005.127_51
- 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
- 摘要:本論業では,日本語の非対格動詞を伴った文における敬語現象を考察し,主語はVP内に留まるのではなく,顕在的に移動するが,直接Spec TPに移動する前にSpec vPに移動するということを提案する.日本語には二重敬語という現象があり,非対格動詞構文の一致現象を見ていくと,与格を伴った要素が謙譲語,主格名詞が尊敬語の一致を担っている.敬語の分析については,Boeckx and Niinuma(2004),Niinuma(2003)が論じたように,敬語を一致現象の一つのタイプだと仮定し,Agreeという操作によって説明可能であるとする.この仮定により,非対格動詞構文の主格名詞はSpec vPに移動するということを提案する. この分析が正しければ,Miyagawa(1989)が考察した非対格動詞と非能格動詞における数量詞遊離の違いをBoškovic(2004)の分析に従って説明できるということを論じる.
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