文章基本信息

标题：An Asymmetry in Copular Sentences Evidence from Japanese Complex Nominals Headed by -no
作者：Yuki MATSUDA
期刊名称：言語研究
印刷版ISSN：0024-3914
电子版ISSN：2185-6710
出版年度：2000
卷号：2000
期号：117
页码：3-36
DOI：10.11435/gengo1939.2000.117_3
出版社：Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
摘要：日本語の文の中で名詞的構成素「の」で終わる「の」節は意味的に曖昧であり,人間・場所・時間・抽象的な概念を指すことができる「の」節と,それが不可能な「の」節とがある.この事実はよく知られているが,どのような条件の下でこのような制約が出てくるのかは明らかにされていない.この論文では主にコピュラ文にあらわれる「の」節をとりあげ,コピュラ文は常に非対称的であると仮定することによって,この「の」節の意味的分布が系統立てて説明できるということを示す.まず,「の」節が項として機能する時には上に述べたような意味的制約を受け,述語として機能する時にはその制約を受けないという一般化を提案する.さらにいわゆるDP仮説を取り入れ,「の」節の意味的曖昧さを「の」節の範疇と内部構造から予測できることを示す.またこの分析は接続詞「と」による接続可能性をも予測できることを示す.