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  • 标题:ラット反転腸管におけるカルシウム, リンの吸収に及ぼすカルシウム, リン, たん白質, 脂肪ならびにpHの影響
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  • 作者:山本 良郎 ; 米久保 明得 ; 飯田 耕司
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1981
  • 卷号:34
  • 期号:1
  • 页码:15-22
  • DOI:10.4327/jsnfs1949.34.15
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:CaおよびPの吸収に及ぼすCa, P, たん白質, 脂肪およびpHの影響を, 45Caおよび32Pを用いた反転腸管法により検討した。50~60gのウイスター系雄ラットから小腸を麻酔下に取り出し, これを3等分 (上部, 中部, 下部) し, それぞれ中央部より6cmの長さの反転腸管 (内液1ml含有) を調製した。 単純系の実験においてはCaCl2 (Caとして67.5mg/dlまたは22.5mg/dl) およびKH2PO4 (Pとして54.0mg/dlまたは18.0mg/dl) が高Ca-高P, 高Ca-低P, 低Ca-高P, 低Ca-低Pの組み合わせで, しかも45CaCl2またはKH232PO4が8, 000cpm/mlになるように調製した溶液を外液とし, 一方複合系の実験においては, この上にたん白質および脂肪の消化酵素とともにかゼインおよび脂肪を加えた溶液を外液とした。反転腸管は単純系の実験ではpH 5.6または6.6で, 複合系の実験ではpH6.8で, 37℃にて30分間インキュベートした。 CaおよびPの吸収率および吸収量はCa, Pの量, Cq/P比, pHおよびたん白質, 脂肪分解物により大きく影響され, また小腸部位によっても違いが認められた。 Caの最高の吸収率および吸収量は単純系, 複合系いずれの場合にも高Ca・低P群で得られたが, 単純系の場合には小腸上部でpH 6.6の場合に, 複合系の場合には小腸中部で得られた。 単純系におけるCaの吸収率および吸収量に及ぼすCa, Pの量およびCa/P比の影響は, pH 6.6におけるほうがpH 5.6における場合より大きかった。 Caの吸収率および吸収量は単純系におけるほうが複合系におけるよりも大であった。 Caの吸収率および吸収量は, 平均として見た場合, 単純系では小腸上部>中部>下部の順であったが, 複合系では小腸中部>下部>上部の順であった。 単純系ではPの最高吸収率はpH 6.6の小腸上部における低Ca・低P群で, 最高吸収量はpH 6.6の小腸上部における高Ca・高P群で得られたが, 複合系では吸収率, 吸収量ともに小腸下部における高Ca・高P群で最高値が得られた。 小腸上部と中部におけるPの吸収率および吸収量は単純系のほうが大であったが, 小腸下部におけるそれは複合系のほうが大であった。 Pの吸収率および吸収量は, 平均として見た場合, 単純系では小腸上部>中部>下部の順で, 小腸下部で顕著に低かったが, 複合系では小腸下部>中部>上部の順であった。
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