文章基本信息
- 标题:鉄およびたん白欠乏が成長期ラットのヘム合成系酵素におよぼす影響
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- 作者:浦田 郡平 ; 近藤 雅雄 ; 木村 秀子 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1981
- 卷号:34
- 期号:1
- 页码:51-58
- DOI:10.4327/jsnfs1949.34.51
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:本報では鉄欠乏がラットのヘム合成酵素活性に及ぼす影響をしらべた。すなわち, 前報31) とまったく同じ実験条件下におけるラットのそれぞれから採り出した末梢血, 骨髄, および肝について, ヘム合成系酵素8種のうちからALA-S (ALA synthetase), ALA-D (ALA Dehydratase), Heme-S (Heme Synthetase) の3種を選び活性を測定した。前2者はヘム生合成の初期段階を, 後者は最後の段階を律速する酵素である。 1) 20%カゼイン群では, 鉄欠乏によって骨髄のALA-S活性が低下, 末梢血のALA-D活性が上昇し, 鉄の再投与による回復期においてALA-S活性は対照値にもどったが, ALA-D活性はさらに上昇した。一方, 5%カゼイン群では, 鉄欠乏期間中はALA-S, ALA-D活性ともに対照値との間にまったく差が起こらなかった。しかし, このあとたん白を5%カゼインから20%カゼインに切りかえたところ両酵素活性ともに急上昇し, ALA-S, ALA-D活性に関する限り, 5%カゼインラットでは鉄の影響よりもたん白栄養の影響が上まわることを示した。 2) Heme-S活性は前2酵素とは異なる対応を示した。すなわち鉄欠乏によって20%, 5%カゼイン群, ともに同程度に上昇し, 鉄再投与によって完全に対照値にもどった。この回復現象は5%カゼイン群においては鉄の再投与のみが有効であり, 20%カゼイン食への切りかえは無効であった。 3) 末梢血ALA-D活性は網赤血球数とほぼ比例した。 4) 肝のALA-S, ALA-D, Heme-S活性に対する鉄欠乏の影響は少なかった。