文章基本信息
- 标题:白ネズミにおける脱脂米ヌカのいわゆるdietary fiberのコレステロール上昇抑制作用
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- 作者:綾野 雄幸 ; 太田 冨貴雄 ; 渡辺 幸雄 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1980
- 卷号:33
- 期号:5
- 页码:283-291
- DOI:10.4327/jsnfs1949.33.283
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:脱脂米ヌカについてDFの分析を行なうとともに, DF標品を分離調製してラットの食餌に添加し, 血清ならびに肝臓コレステロールに及ぼす影響を調べた。 1) 脱脂米ヌカ (乾物として粗繊維10.6%) の繊維質をVan Soest法で分析した結果, 乾物としてセルロース7.6%, ヘミセルロース14.0%, リグニン4.4%で, Southgate法で求めた結果とほぼ一致した。 2) 脱脂米ヌカから分離したNDF標品 (セルロース29.3%, ヘミセルロース47.5%, リグニン16.3%) およびADF標品 (セルロース60.2%, ヘミセルロース5.0%, リグニン33.4%) を走査型電子顕微鏡で観察した結果, NDF標品は細胞壁部分がほぼそのままの形態で残されており, ADF標品はヘミセルロースが除かれているため, 細胞壁が壊れているのが認められた. 両標品のin vitroにおけるコール酸ナトリウムの見かけの吸着量は, 乾物1g当たり, NDF標品17.9mg, ADF標品16.2mgであった。比較として用いた粉末セルロース (セルロース90.9%, ヘミセルロース10.7%, リグニンtrace) は非常に弱い吸着性を示した。 3) NDF, ADFの両標品ならびに粉末セルロースの血清ならびに肝臓コレステロールに対する影響をラットを用いて試験した. 試験標品は高コレステロール飼料 (コレステロール1%, 胆汁酸塩0.25%を含む) に5%レベルで添加した。NDF標品は血清コレステロールの上昇を有意に抑制し, 肝臓コレステロールも低下の傾向を示した。ADF標品ならびに粉末セルロースは血清ならびに肝臓コレステロールレベルの上昇抑制に効果を示さなかった。とくにADF標品は肝臓コレステロールを有意に上昇させた. これらの結果から, NDF標品中のヘミセルロース区分はコレステロールの上昇抑制に何らかの形で関与しているものと推定した。