文章基本信息
- 标题:大都市における単身日雇肉体労働者の町 (大阪市愛隣地区) に生活する人々の栄養摂取状態
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- 作者:大和田 国夫 ; 田中 平三 ; 植田 豊 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1974
- 卷号:27
- 期号:5
- 页码:225-231
- DOI:10.4327/jsnfs1949.27.225
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:大阪市愛隣地区における男子の単身労働者41名を対象として, 「聞きとり調査」による栄養摂取状態とこれに関与していると考えられる二, 三の血液検査を実施し, 次の結果を得た。 1) 栄養摂取量の平均値は, 総カロリー1, 774.4cal, たん白質52.4g, 動物性たん白質25.4g, 脂肪31.5g, 鉄8.8mg, ビタミンB10.56mg, ビタミンB20.73mg, ビタミンC47.2mgで, 対照群 (某建設会社の常勤肉体労働者) や昭和43年度国民栄養調査成績 (日雇労働者世帯) の平均値よりもきわめて低い値を示した。 2) 昭和44年改定日本人の栄養所要量および昭和50年を目途とした栄養基準量を充足している者の頻度は少なく, おおよそ18%であった。 3) アルコールのカロリー比の平均値は22.3%で, 約70%の者がアルコール常用者で, この者のカロリー比の平均値は38.2%であった。カロリー比50%をこえる者が17.1%も認められた。 4) 当地区の低栄養摂取状態は, 体位にまで影響をおよぼしていることがうかがわれた。 5) 全血比重の平均値は1.0562, 1.054未満の出現率は17.1%で, 血色素の平均値は14.3g/dl, 13g/dl未満の出現率は14.6%であった。 6) GOT40単位以上GPT35単位以上の高値を示したものは19.5%で, このものは, アルコール摂取量が多く, 各栄養素の摂取状態は劣悪であった。