文章基本信息
- 标题:食事歴調査法の予備的検討
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- 作者:柏崎 浩 ; 石川 俊男 ; 鈴木 継美 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1974
- 卷号:27
- 期号:5
- 页码:233-235
- DOI:10.4327/jsnfs1949.27.233
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:食生活調査には多大な時間と費用がかかり, 調査法に多くの問題点があり, それが十分に整理されていない。食事歴インタビューもその例外ではない。 ここに用いた大学生の食事歴調査は, 面接者と被面接者が同級生であり, 互いによく見知った関係であるためインタビューについての主旨はすぐに了解され, インタビューの内容についてもかなり的確な反応を示した。 インタビュー結果についてのあいまいさは, 主としてインタビューの内容に厳密さが足りなかった点, 内容をより詳細に整理しなかったために起こる説明不足, 面接者の訓練不足によると思われる。 またインタビューの対象となった者のほとんどが10歳以前の食事についての記憶がなく, 10歳以前の食事歴についていかに掘り起こすかも, 今後に残された問題であろう。 同時にこの頃から食事に対する興味を示しだしたとも推察できるが, いずれにせよ何歳くらいから食事に対する興味が生まれるか, 食品, 料理, 食事といった区別をいつからするようになるか, いつから具体的に何をどのようにして食べたいと考えるようになるかといった個別の課題についても今後検討が必要である。 本報告で実施した程度のインタビューによっても, 人々の食生活が居住地域の影響を受けながら生活経験の積み重ねによりなりたっていることがある程度推察できる。 食事歴についての調査は, 前述した問題点を考慮にいれたうえで被面接者が食についてどのような認識を持っているかを探りうるようなものにしなければならない。 それによって, 食習慣形成の要因や地域の食生活パターンの変化の要因をつかむデータを提供する可能性がある。