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  • 标题:ラットの発育と血液性状および臓器亜鉛濃度に及ぼす亜鉛欠乏の影響
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  • 作者:柏原 典雄 ; 丸山 博隆 ; 山下 佳子
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1982
  • 卷号:35
  • 期号:4
  • 页码:281-290
  • DOI:10.4327/jsnfs1949.35.281
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:ラットに食餌性の亜鉛欠乏症を発現させ, pair fed対照群および自由摂食対照群との比較により, 発育と血液性状, および臓器におよぼす亜鉛欠乏の影響を調べた。さらに回復実験も行ない, 亜鉛欠乏の影響が残るか否かも検討した。その結果 1) 亜鉛欠乏により顕著な食欲不振と発育不全が観察され, 亜鉛の添加により速やかに回復した。 2) 特徴的な“cyclicな”摂食パターンが観察され, 同様のパターンが回復群にも認められた。 3) 飼料効率の低下と亜鉛効率の極端な向上が認められ, 亜鉛に対する感受性の亢進が推測された。 4) 疎毛, 脱毛, 眼炎, 趾間の炎症と出血, さらには異嗜の行動が認められたが, 亜鉛添加により速やかに回復した。 5) ヘモグロビン値とヘマトクリット値の若干の減少, 白血球総数の減少および好中球/リンパ球比率の高進が認められたが, 亜鉛の添加により回復した。 6) 体毛, 心臓, 膵臓, 腎臓, 小腸, および精巣中の亜鉛濃度は低下したが, 亜鉛添加により回復した。 7) 心臓, 肝臓, 肺, 膵臓, 腎臓, 小腸は腫大し, 胸腺, 精巣は萎縮する傾向を示した。亜鉛添加によりほとんどの臓器は回復したが, 胸腺のみは回復しなかった。 以上のように, 食飼性の亜鉛欠乏がラットの発育と血液性状, 体毛および臓器中亜鉛濃度, さらには臓器重量に強い影響をおよぼすことが認められた。しかし亜鉛を添加することにより諸症状は速やかにほぼ回復し, ごく一部を除き亜鉛欠乏の影響は残らないものと判断した。
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