文章基本信息
- 标题:大根辛味成分の抗菌性について
- 本地全文:下载
- 作者:江崎 秀男 ; 小野崎 博通
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1982
- 卷号:35
- 期号:3
- 页码:207-211
- DOI:10.4327/jsnfs1949.35.207
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:1) 大根の辛味の本体であるトランス-4-メチルチナ-3-ブテニルイソチオシアナート (TMBI) の微生物に対する抗菌力をしらべたところ, TMBIはカビ, 酵母, グラム陽性細菌およびグラム陰性細菌等のいずれに対しても同様に抗菌性を示し, その抗菌力は, 同時に試験した他のいずれのイソチオシアナートよりも強かった。 2) 抗菌力測定の方法は, 寒天培地中にイソチオシアナートを混合し, シャーレに平板に流し固め, 供試菌を接種して発育の程度を肉眼で観察した。 3) 各種イソチオシアナート類の抗菌力を上記の方法を用いて比較したところ, TMBIが最も強く, アリルイソチオシアナートの数倍であった。 4) TMBIのチオウレア誘導体であるTMBTには抗菌力は認められなかった。この事実から抗菌性の発現には, イソチオシアナート (-N=C=S) 構造が不可欠であると思われる。