文章基本信息
- 标题:サクシニル化κ-カゼインの構成成分とαs-カゼインの安定化
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- 作者:三好 正満 ; 伊吹 文男 ; 牧 善輔 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1971
- 卷号:24
- 期号:5
- 页码:269-274
- DOI:10.4327/jsnfs1949.24.269
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:succinic anhydrideによってκ-カゼインのアミノ基を4.8~93.2%修飾したサンプルを用いて, そのαs-カゼイン安定化力, 構成成分の被修飾性, 等電点変化, 会合度変化, Caとの反応性等を調べた。アミノ基のサクシニル化反応では全てのアミノ基が一様に修飾されるのではなく, 反応性の遅いアミノ基も存在することが推定された。αs-カゼイン安定化力は, 8.8%修飾までは変化なく, 15.9~19.6%修飾にかけて次第に低下し32.3%修飾で完全に消失した。このように最も反応性に富んだアミノ基がαs-カゼイン安定化力に無関係である事実は, κ-カゼインのアミノ基が直接αs-カゼインとのミセル形成に関与していないことを意味するものと考えられる。 還元κ-カゼインの電気泳動の結果, κ-カゼイン構成成分のうち, 尿素中でpH6付近に等電点を持つ成分がpH5付近の成分よりサクシニル化の初期段階でより速く修飾されることが判明した。 従ってより中性側に等電点を持つ成分がκ-カゼイン複合体の表面構造を形成していると考えられた。 また, αs-カゼイン安定化力も, これ等の表面構造を樹成する成分が修飾されると共に低下し, κ-カゼインの等電点がαs-カゼインのそれと同じ5.0付近になると完全にαs-カゼインを安定化する能力が失われた。 また, サクシニル化によってκ-カゼイン複合体の解離が認められた。