文章基本信息
- 标题:実験的糖尿病白ネズミにおける膜消化酵素の日内変動
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- 作者:佐々木 光美 ; 山田 和彦 ; 合田 敏尚 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1980
- 卷号:33
- 期号:3
- 页码:185-189
- DOI:10.4327/jsnfs1949.33.185
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:ストレプトゾトシンを白ネズミに投与して実験的に糖尿病を発症させて, 膜消化酵素活性の日内リズムに及ぼす影響について観察してみた。 1) 糖尿病群では, 体重の増加が少ないのに対して, 尿糖値は10.6g/dlときわめて高く, 血糖値も470mg/dlと有意に上昇していた。一方, 小腸粘膜の湿性重量は, 糖尿病群においては正常群に比べて増大し, とくに暗時に著しかった。 2) 正常群のスクラーゼは, 比活性ならびに全活性のいずれの場合も, 昼に低く夜に高い典型的な日内リズムを示した。また変動の幅は遠位に行くに従って小さくなる傾向がみられた。一方, 糖尿病群では, 比活性について観察した場合, 正常群よりも日内リズムの幅は小さくなっていたが, 全活性について観察した場合には, いずれの部位でも典型的な日内リズムが観察された。スクラーゼと複合体を形成しているイソマルターゼはスクラーゼとほぼ同様の傾向を示した。 3) アルカリホスファターゼは十二指腸ならびに空腸では大きな日内リズムを示したが回腸では位相の違った日内リズムが観察され他の膜消化酵素とは若干異なっていた。