文章基本信息
- 标题:非栄養的多糖類の血漿コレステロール低下作用の機構について
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- 作者:桐山 修八 ; 児玉 俊明 ; 中井 秀明 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1972
- 卷号:25
- 期号:8
- 页码:603-608
- DOI:10.4327/jsnfs1949.25.603
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:コンニャクマンナン (KM), ペクチン (Pec), カルボキシメチルセルロース (CMC) の血漿コレステロール低下作用の機構を調べる目的で次のような実験を行なった。 1) meal-feedingに慣らして, 2時間以内に1日の必要量を食べきることのできるようになった白ネズミに, 4-14C-コレステロールを含む高コレステロール食4gを与え (30分以内に食べつくした), 2, 3, 4および6時間後に殺し, 14C-コレステロールの体内分布をしらべた。 その結果, 上記飼料にKM, Pec, CMCをそれぞれ5%加えた場合には, 小腸壁, 血漿, 肝臓への食餌性コレステロールの移行が有意に低下していることが明らかになった。 2) レシチン, タウロコール酸の共存下で人工的に可溶化したコレステロールミセル溶液を用いて, 14C-コレステロールの腸管吸収をCoriの方法で調べたが, ミセル溶液にKMを加えても吸収の低下は起こらないようであった。 3) 以上の結果から, KMの血漿コレステロール低下作用は食餌に由来するコレステロールの腸管吸収を抑制することによって起こるものであり, 吸収抑制は食餌性コレステロールのミセル化段階を阻害している可能性もあると推定した。