文章基本信息
- 标题:ブドウ球菌Staphylococcus epidermidisの耐塩性に関係する栄養因子
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- 作者:堤 将和 ; 高田 誠一 ; 正崎 栄一郎 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1976
- 卷号:29
- 期号:1
- 页码:23-27
- DOI:10.4327/jsnfs1949.29.23
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:ブドウ球菌 Staphylococcus epidermidi IFO3762の栄養要求性を指標として, 本菌の異常環境下における生理機能の変化を検討した。 1. ビタミン要求性について: 本菌は正常な環境において, チアミンとニコチン酸アミドを要求した。しかし食塩を8%含む培地においては, これらのビタミンのほかに, p -アミノ安息香酸, 葉酸とパントテン酸の要求が, コール酸塩を0.1%含む培地においては, リボフラビンの要求が高まった。さらに食塩を2%, コール酸塩を0.1%含む培地においては, チアミンのほかにパントテン酸, イノシトールが必須となり, そのほかに葉酸の要求性が高まった。一方, ニコチン酸アミドの要求性はやや低下した。 2. アミノ酸要求性について: 本菌は正常な環境においてバリン, ロイシン, フェニールアラニン, グルタミン酸, スレオニンを必須とした。しかしコール酸塩を0.1%添加するとヒスチジンが, 食塩を8%添加した場合はヒスチジンとプロリンがさらに必須となった。またコール酸塩0.1%, 食塩2%を含む培地では本来必須なアミノ酸のほかにグリシン, ヒスチジン, プロリン, チロシンが必須となった。一方, コール酸塩や食塩をそれぞれ単独にあるいは両者を同時に加えると, 本来必須であったスレオニンの要求性が低下した。