文章基本信息
- 标题:マーガリンの構成脂肪酸組成, トコフェロールおよび固体脂指数について
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- 作者:兼松 弘 ; 丸山 武紀 ; 木下 葉子 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1976
- 卷号:29
- 期号:1
- 页码:49-54
- DOI:10.4327/jsnfs1949.29.49
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:市販家庭用マーガリンソフト型7種, ハード型8種のそれぞれ夏, 冬季製品について脂肪酸組成, トランス酸, α-トコフェロールおよび固体脂指数を測定しつぎの結果を得た。 1) 脂肪酸組成の特徴から前報のステロール分析結果と同様に, 全試料とも原料油脂は植物油脂のみであることを確認した。 2) リノール酸を含むC18:2はソフト型平均38.03%, ハード型平均18.53%含まれていた。とくにソフト型の試料Hは60%以上含まれており, いわゆるダイエットマーガリンに相当するものと推察された。また多価不飽和酸/飽和酸の比ではソフト型平均1.45, ハード型平均0.59であった。 3) トランス酸量はソフト型平均9.22%, ハード型平均17.05%と桐淵らの報告よりも著しく減少していた。とくにソフト型の試料Hは, まったくトランス酸を検出しなかった。 4) α-トコフェロール量はソフト型平均8.211mg/100g, ハード型平均4.769mg/100gでほとんど原料油脂からきたものとみられ, 酸化防止剤の目的にとくに添加された形跡は認められない。 5) 脂肪酸組成, トランス酸およびα-トコフェロールの含量から推察すると, 夏と冬季の製品では原料油脂配合に大きな差が認められず, とくにソフト型ではその傾向が明瞭であった。 6) 35℃における固体脂指数はソフト型平均1.32, ハード型平均1.34でほとんど差がなく前報の融点の結果と対応していたが, 5℃, 20℃はソフト型平均15.36, 8.18に対してハード型平均29.08, 14.79と明らかにソフト型のほうが軟かいことを示していた。また夏, 冬季製品間ではソフト型ではほとんどその差がなかったが, ハード型では夏季のほうがやや硬い傾向が認められた。