文章基本信息
- 标题:職域大腸がんスクリーニング後の精密検査受診行動 : 胃がんスクリーニングとの比較
- 作者:溝上 哲也 ; 上田 亮治 ; 日野 義之 等
- 期刊名称:産業衛生学雑誌
- 印刷版ISSN:1341-0725
- 电子版ISSN:1349-533X
- 出版年度:1998
- 卷号:40
- 期号:2
- 页码:31-36
- DOI:10.1539/sangyoeisei.KJ00001989817
- 出版社:Japan Society for Occupational Health
- 摘要:職域大腸がんスクリーニング後の精密検査受診行動-胃がんスクリーニングとの比較-:溝上哲也ほか.産業医科大学産業生態科学研究所疫学教室-近年, 職域で導入されつつある大腸がんスクリーニングについて, 陽性者の精密検査の受信行動を, 胃がんスクリーニングのそれと対比させて示した.対象は, ある企業外労働衛生機関が1993年4月から1994年3月までに実施した大腸がんまたは胃がんのスクリーニング検査を受診した就業者のうち, その結果が「精密検査を要する」に該当した者である.その結果, 次の所見を得た.1.精密検査の受診報告があった者の割合は, 大腸がんスクリーニングでは胃がんスクリーニングの約半分であった.2.受診報告があった者のうち第12週までの受診割合は, 大腸:79.7%, 胃:87.0%であった.スクリーニングから精密検査までの期間は, 胃・大腸ともに5〜8週が約半数と最も多く, 次いで9〜12週が多かったが, 大腸が有意に長い方に分布していた.3.大腸がんの受診報告の割合は男性に比べ女性が, 50歳以上に比べ49歳未満が低かった.検診受診場所や精密検査理由によって, 受診報告に差を認めなかった.以上の結果は, 医師からの受診報告の返送割合を一定と仮定すると, 胃がんスクリーニングに比べ大腸がんスクリーニング後の精密検査受診率は低く, またスクリーニングから精密検査までの期間は長いことを示している.大腸がんスクリーニングの効果を高めるには, スクリーニング陽性者の精密検査を促す有効な受診勧奨システムが必要と考えられる.
- 关键词:Workers' cancer screening;Colo-rectum;Stomach;Medical behavior;Intensive examination;Small-and medium-scale enterprise
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