文章基本信息
- 标题:脂肪肝と冠血管危険因子の関連についての検討
- 作者:竹田 透 ; 藤野 昭宏 ; 溝上 哲也 等
- 期刊名称:産業衛生学雑誌
- 印刷版ISSN:1341-0725
- 电子版ISSN:1349-533X
- 出版年度:2000
- 卷号:42
- 期号:1
- 页码:24-28
- DOI:10.1539/sangyoeisei.KJ00002552187
- 出版社:Japan Society for Occupational Health
- 摘要:健康診断の1項目として行われる腹部超音波検査では, 脂肪肝の所見が多く認められている.しかし, 現在までのところ, 脂肪肝と冠血管危険因子との関係についての研究は極めて少ない.今回の研究では, 製造業の中高年齢の管理職を対象とした健康診断結果を用い, 脂肪肝所見を有するものと, 脂肪肝の所見を持たないものについて冠血管危険因子を比較検討した.今回の研究では, 脂肪肝所見を有する77.1%がBMI分類上「正常」から「境界域肥満」に分類され, 「肥満」に分類されたのは, 22.9%と少数であった.冠血管危険因子とされる各項目は, 年齢およびBMIで補正した場合でも, 脂肪肝群では, HDLコレステロールで有意に低値であり, 空腹時血糖・HDL/総コレステロール比・中性脂肪・尿酸ではトランスアミナーゼと同様有意に高値であった.血圧と総コレステロール値については, 補正後には有意差は認められなかった.これらの結果からは, 脂肪肝は, 既に動脈硬化性疾患の危険因子として認められている多くの項目と密接に関係のあること, そしてこの脂肪肝と冠血管危険因子の関連性は, その大部分がBMIに依存しないことが示された.腹部超音波検査による脂肪肝の診断は, 冠動脈疾患予防のための保健指導を行って行く上で, 明確な指標として活用しうる可能性が示された.
- 关键词:Fatty liver;Coronary risk factor;Health examination;Middle-aged worker
Loading...