文章基本信息
- 标题:Semantic dementia の言語障害の本質とは何か
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- 作者:橋本 衛 ; 一美 奈緒子 ; 池田 学 等
- 期刊名称:高次脳機能研究
- 印刷版ISSN:1348-4818
- 电子版ISSN:1880-6554
- 出版年度:2015
- 卷号:35
- 期号:3
- 页码:304-311
- DOI:10.2496/hbfr.35.304
- 出版社:Japan Society for Higher Brain Dysfunction ( Founded as Japanese Society of Aphasiology in 1977 )
- 摘要:意味性認知症 (Semantic dementia: SD) における言語性意味記憶障害の病態を検討した。軽度~中等度の語義失語を呈する SD 患者7 例に対して, 慣用句の意味を尋ねた。正答率はわずか 2.9%であり, 全例で著明な慣用句の意味理解障害を認めた。慣用句はそれ自体が意味を持ち, 言語という媒介がなければ成立し得ない知識であることから, 言語性意味記憶の一つとみなすことができる。したがって SD では, 病初期から著明な言語性意味記憶障害を呈することが示された。次いで 1 例の SD 患者に対して, 身体部位と関連する 12 個の単語 (足, 肩など) を用いて, それらの中核的意味 (身体部位としての意味) と副次的意味 (中核的意味から派生した意味で, ゛机のあし”のように暗喩として用いられる意味) の理解を調べた。結果は, 中核的意味は完全に理解できたが, 副次的意味はまったく理解できなかった。この結果から, SD では最初に語の暗喩的な側面が障害され, その後中核となる意味が失われ語義失語に至ると考えられた。
- 关键词:意味性認知症, 語義失語, 言語性意味記憶障害, 慣用句, 暗喩;semantic dementia, Gogi aphasia, verbal semantic memory disturbance, idiom, metaphor