文章基本信息
- 标题:右下肢に道具の強迫的使用を呈した症例
- 本地全文:下载
- 作者:後藤 貴浩 ; 澤村 大輔 ; 戸島 雅彦 等
- 期刊名称:高次脳機能研究
- 印刷版ISSN:1348-4818
- 电子版ISSN:1880-6554
- 出版年度:2016
- 卷号:36
- 期号:1
- 页码:30-37
- DOI:10.2496/hbfr.36.30
- 出版社:Japan Society for Higher Brain Dysfunction ( Founded as Japanese Society of Aphasiology in 1977 )
- 摘要:上肢の道具の強迫的使用に伴って同側下肢にも道具の強迫的使用と解釈し得る症状を呈した症例を経験した。60 歳代男性, 右利き (手足共) , 高卒。左脳梗塞で, 前頭葉内側面に加え脳梁膝部および膨大部に異常信号域が認められた。右上下肢に極軽度の麻痺があったが, 意識障害はなく, 失語, 視空間認知障害, 記憶障害もなかった。上肢は, 右手には道具の強迫的使用, 左手にはパントマイム失行を認めた。 下肢は, 歩行, 階段昇降で右足が意思に反して踏み出す様子が観察された。また座位での靴履きやボール蹴りでも同様に禁止命令下で右足が意思に反して靴を履く, ボールを蹴る様子が観察された。使用物品は下肢で扱うものに限られた。この現象は左足では観察されなかった。また意思を反映した左手が右足を抑制する場面もみられた。本症例の右足の現象は, 上肢でいう道具の強迫的使用の諸特徴と合致する。しかし, 責任病巣等についてはさらなる検討を要す。
- 关键词:道具の強迫的使用, 下肢;compulsive manipulation of tools, leg