平成16年度から26年度にかけ,千葉県内で製造または流通している食品を対象に,特定原材料(卵,乳,小麦,そば,落花生,えびおよびかに)の検査を実施した.検査対象とする特定原材料が原材料表示に記載されていない695検体についてELISA法によるスクリーニング検査を行った結果,3.0%(21/695検体)が陽性であり,陽性率が最も高かったのは小麦の9.7%(10/103検体)であった.注意喚起表記は109検体に実施されており,このうち検査対象とする特定原材料が不検出(1.0 μg/g未満)であったものは77.1%(84/109検体)であった.また,スクリーニング検査陽性であった21検体中,注意喚起表記が実施されていないものは16検体であった.