全国新酒鑑評会は,国内において全国的規模で開催されている唯一の鑑評会であり,最高の酒造技術を擁して製造される吟醸酒を対象としている。この鑑評会は,出品する蔵元,技術者各位の酒質向上への真摯な姿勢によって支えられ,現在なお継続しており,今年(平成24年)の開催で第100回目を迎える。これまでにもいろいろな角度から述べられてきた全国新酒鑑評会ではあるが,この節目の時に当たって,新たな視点に立った捉え方で改めてこの100年を概観していただいた。関心ある方の一読をお薦めする。