人々の日常会話における噂話は時として風評被害をもたらすことがある。本研究は,友人間における食品に関するこのような噂話の機能を明らかにすることを目的とした。312名の女性が,牛乳から放射能が検出されたという情報を1)ニュースで聞いた 2)知らない人によるTwitterの投稿 3)親しい友人から聞いた,3つの架空のシナリオのいずれかの場合について,その情報についてうわさの機能や属性を評価する尺度(竹中,2013)に回答した。この結果,人々はニュースから得られた情報を信頼性のあるものとして友人との会話に用いていることが示唆された。