実用化に向けて研究開発した車載用衛星放送受信装置を用いて走行実験を行った.都内および郊外の高速道路および一般道路での走行実験において, 装置の諸性能とともに受信可能時間率を測定し, 走行中にも衛星放送の受信が充分実用的であることを確認した.また, 装置を複数個用いて空間ダイバシティ化することにより, 走行中頻繁に生じる, 遮蔽による電波の瞬断を大部分回避できることを示した.