社会のなかから問題を発見し,ICTを活用した問題解決ができる高度ICT人材を育成するプログラムでは,学習者が設定した問題解決に必要なスキルを学ぶため,学習者ごとの目標に合わせてPBLの指導内容や構成を継続して柔軟に改良していく必要がある.このため学習者の理解度を把握する必要があるが,それらは困難を伴うとされてきた.本研究では学習者の学びを外化し,振り返りを促すための「学びのExperience Map」のデータを用いる.これをテキストマイニングで解析し,学習者の学びを育成プログラムの設計・改良に利用する手法を提案する.この手法を3年間の育成プログラムで実施したところ,授業の改善傾向が見られた.