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文章基本信息

  • 标题:超音波診断装置を用いた顔面軟部組織の厚さの測定:日本人頭蓋骨の復顔への応用をめざして
  • 作者:木村 佳乃 ; 岡崎 健治
  • 期刊名称:Anthropological Science (Japanese Series)
  • 印刷版ISSN:1344-3992
  • 电子版ISSN:1348-8813
  • 出版年度:2018
  • 卷号:126
  • 期号:1
  • 页码:37-54
  • DOI:10.1537/asj.180420
  • 语种:Japanese
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:

    顔面軟部組織の厚さについては,近年,開発が著しい3Dデジタル復顔に必要なため,欧米人の計測データの更新は著しい。これに対して,日本人については,復顔に必要な計測点が十分に網羅された報告は半世紀にわたり途絶えている。本研究の目的は,日本人の計測データを追加・更新し,顔面軟部組織の厚さとBMIと性別との関係を検討することにある。まず,解剖遺体3体に対し,超音波法と針を用いた穿刺法によって顔面軟部組織を測定した。両測定方法間の平均誤差は0.8 mm,平均誤差率は14.1%となり,先行研究で示された値と大差なかった。つぎに,被験者男女各29名に対し,超音波診断装置を用いて顔面計測21項目を測定した。その結果,前頭部,鼻部,口部,オトガイ部では男性が女性より厚く,眼窩部,眼窩下部,頬骨部,耳下腺咬筋部,頬部では女性が男性より厚い傾向が示された。BMIに基づき体型を分類した結果,男性は21項目中9項目において,やや肥満型がやや痩せ型より有意に厚かった。共分散分析の結果,BMIと性別の相乗効果が,Lower Lip Marginにおいて認められた。最後に,本研究の計測値について,過去に報告された日本人およびアフリカ・ヨーロッパ系集団と比較した結果,先行研究で指摘された“日本人の顔面の皮膚は薄い”傾向は見られなかった。本研究の計測値は,今後の日本人頭蓋骨の復顔への応用が期待される。

  • 关键词:法医学的復顔;顔面軟部組織;エコー;BMI;forensic facial reconstruction;facial soft tissue;echo
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