首页    期刊浏览 2025年05月26日 星期一
登录注册

文章基本信息

  • 标题:Production of Succinic Acid by Lactobacillus plantarum Using Metabolic Rerouting
  • 本地全文:下载
  • 作者:Eiichi SATOH ; Michio ENDO ; Sanae OKADA
  • 期刊名称:日本食品保蔵科学会誌
  • 印刷版ISSN:1344-1213
  • 电子版ISSN:2186-1277
  • 出版年度:2008
  • 卷号:34
  • 期号:2
  • 页码:59-64
  • DOI:10.5891/jafps.34.59
  • 语种:English
  • 出版社:Japan Association of Food Preservation Scientists
  • 摘要:

    本研究では微生物によるコハク酸発酵生産のモデルとして乳酸菌L. plantarum NCIMB 8826株を供試菌株とし, その可能性について検討した。NCIMB 8826株はコハク酸合成経路に関与する遺伝子を保持していることが予想されているため, コハク酸合成経路の周辺の状況から培養条件によるコハク酸産生を調べた。NCIMB 8826株を二酸化炭素源として炭酸水素ナトリウムを添加したMRS培地で培養することにより, コハク酸の産生を確認した。次に, コハク酸産生量を増加させるためNCIMB8826株のピルビン酸カルボキシラーゼ (PC) を過剰発現させることを試みた。これにより本来乳酸へ変換されるピルビン酸をオキサロ酢酸へ流れるように促し, コハク酸合成が促進するのではないかと推測した。しかし, NCIMB 8826株にPCを過剰発現させたところ, 主要代謝産物である乳酸の生成を減少させ, コハク酸産生量を増加させるには至らなかった。 そこで, NCIMB 8826株のD-型およびL-型の両LDH遺伝子が欠損した変異株L. plantarum VL103株を供試菌とし, さらに検討を加えた。このVL103株を50mMの炭酸水素ナトリウムを添加して培養することによりコハク酸産生量は野生株に比べ約12倍 (1.37mM→17mM) に増加した。これらのことから, 通性嫌気性である乳酸菌L. plantarum NCIMB 8826株のLDH遺伝子を欠損させ, かつ炭酸水素ナトリウムを添加して培養することによりコハク酸の産生力を向上させることに成功した。 これまで発酵食品製造に関与すると微生物として認識されてきた乳酸菌の利用に対し, 物質生産菌としての新たな可能性を与えるものである。乳酸菌は通性嫌気性菌であり, 対塩性, 耐酸性に非常に優れている。また, 資化できる糖の種類も多彩であり, 生育も大腸菌などと比較し劣るものでもない。このようなことから乳酸菌は嫌気的物質生産菌として非常に高い可能性があると考えられる。

  • 关键词:succinic acid;コハク酸;lactic acid bacteria;乳酸菌;Lactobacillus plantarum;ラクトバチルス プランタルム;metabolic rerouting;代謝改変;incomplete TCA cycle;不完全TCA回路
国家哲学社会科学文献中心版权所有