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文章基本信息

  • 标题:The Bonpo Abhidharma Theory of Perception (Saṃjñā)
  • 作者:Seiji Kumagai
  • 期刊名称:Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu)
  • 印刷版ISSN:0019-4344
  • 电子版ISSN:1884-0051
  • 出版年度:2016
  • 卷号:65
  • 期号:3
  • 页码:1185-1192
  • DOI:10.4259/ibk.65.3_1185
  • 语种:English
  • 出版社:Japanese Association of Indian and Buddhist Studies
  • 摘要:

    チベットには古来よりボン教なる宗教が存在していたが,元来,高度な哲学を持っていなかったボン教は,7世紀に伝来した仏教から思想的影響を強く受けた.ボン教に対する仏教思想の影響のうち,密教的側面については,すでにサムテン・カルメイ氏などが,チベット仏教ニンマ派からの影響について指摘をしている.また,御牧克己氏によるボン教学説綱要書研究などとともに,顕教的な側面についても研究が開始されている.

    ボン教のアビダルマについては,ダン・マーティン氏が概要を紹介している.筆者は五蘊説に着目し,ボン教の五蘊説がヴァスバンドゥ著『五蘊論』の影響を非常に強く受けていることを特定した(Kumagai Seiji, “Bonpo Abhidharma Theory of Five Aggregates”『印度学仏教学研究』64, no. 3 (2016): 150–157).ただし,『五蘊論』の五蘊説をボン教がそのまま踏襲したわけではなく,『俱舎論』や『阿毘達磨集論』などの影響も受けながら,ボン教独自の五蘊説を構築していったとことが判明した.

    本稿では,五蘊説の中でも「想蘊」の概念に注目し,インド仏教からの影響という側面に焦点を当てた上で,ボン教における「想蘊」の概念の独自性ならびに仏教思想との共通性について検証した.ボン教は三種の想(小想・大想・無量想)を設定し,それを三界(欲界・色界・無色界)に対応させているが,この対応関係は,仏教の『大般涅槃経』や『入阿毘達磨論』などにも確認される.他方,「一切知者の想」を「無量想」に加える点などは,仏教文献には確認できず,ボン教独自の可能性が高い.さらに,ボン教の内部でも,無量想の扱いには若干の相異があることも判明した.すなわち,ボン教は仏教と類似する想蘊説を提示しながらも,ボン教独自の側面も持ち,さらにボン教内部においても時代によって異なる説を生み出していったという事実が本稿で明らかにされた.

  • 关键词:Bon;pañcaskandha;saṃjñā;Srid pa’i mdzod phug
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