衝撃式粉砕法による米粉について,粒度区分(100μm未満,100~150μm未満,150~212μm未満)と,加水量,混捏時間,加糖量,加塩量などのパン生地調製条件が発酵時の生地膨張に及ぼす影響を調べた。生地は,各区分の米粉に粉末グルテンを添加して調製した。 100μm未満の粒度では,損傷でんぷん率が最も高く,膨張に適する加水量も多く必要であり,膨張停止がやや早かった。混捏時間は少なくとも10分は必要であったが,150~212μm未満の粒度では,長く混