ヒートアイランド現象などにより、夏季の都市の暑熱環境は厳しくなっている。一方で、都市には人が集まる要素が多々ある。安全でかつ快適な街区空間を生み出すには、どのような対策が必要であろうか。産官学民の協働で考える時期であろう。研究からは、街区の詳細な形状をコンピュータの中に再現し、熱・風環境のシミュレーションから得られた知見をまちづくりに活かしていく時に必要な情報・道具・可視化手法を議論したい。