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文章基本信息

  • 标题:洞察問題解決における無意識的過程に関する研究:プライミング法を用いた検討
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  • 作者:西田 勇樹
  • 期刊名称:認知科学
  • 印刷版ISSN:1341-7924
  • 电子版ISSN:1881-5995
  • 出版年度:2019
  • 卷号:26
  • 期号:2
  • 页码:291-291
  • DOI:10.11225/jcss.26.291
  • 出版社:Japanese Cognitive Science Society
  • 摘要:本研究は,洞察問題解決における無意識的過程の解明を目的として行われた.洞察問題解決とは,発想の転換を必要とする問題解決のことを指す.Hattori, Sloman & Orita (2013) は,洞察問題の手がかりを実験参加者の意識にのぼらないよう閾下呈示すると,洞察問題の成績が促進することを明らかにした.本研究は,気づきをともなわない手がかりの効果について,三つの問題点に焦点を当てた.第一に,収束的思考と認知資源分散のどちらが手がかりの効果に影響を与えるのか明らかでない(研究1).第二に,手がかりが問題解決の成績をかえって低下させる現象(手がかり妨害効果)のしくみについて明らかでない(研究2).第三に,無意識的過程における手がかりを取捨選択するしくみが明らかでない(研究3, 4).本研究では,これら三点を明らかにするため六つの実験を行った. 研究1 では,収束的思考抑制説と認知資源分散説と呼ばれる仮説を立てて検証した.結果,両仮説とも支持されなかった.しかし,抑制機能が強くはたらく人に対して,手がかりを与えると問題解決の成績が低下することを示唆した.研究2 は,手がかり妨害効果は抑制機能(無関係な情報を排除する認知機能)が強くはたらく人で現れることを明らかにした.研究3 は,無意識的な取捨選択のしくみに関して,無意識的ソース特定仮説と呼ばれる仮説を立て実験を行った.仮説は支持されなかったが,問題解決中の記憶検索が洞察問題解決の成績を低下させることを明らかにした.研究4 は,取捨選択のしくみに関する新たな仮説として,表象活性仮説と呼ばれる仮説を立て実験を行った.その結果,仮説は支持された.加えて,研究3 で得られた記憶検索が洞察を妨げる現象を再び観察した. 一連の研究から,総合考察で次の三つの結論を得た.第一に,洞察のメカニズムには外から入力された手がかりを抑制するしくみと,手がかりと同類のアイデアの生成を抑制するしくみが存在する.第二に,記憶検索が洞察問題の成績を低下させる理由は,記憶情報の活性化によって,手がかりや答えと同類のアイデア生成が抑制をうけるためである.第三に,洞察における無意識的過程は,活性化している問題表象と入力された手がかりを参照することで,問題解決にとって有効な情報かどうか取捨選択している..
  • 关键词:洞察問題解決;サブリミナル;無意識的過程;抑制機能
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