文章基本信息
- 标题:暖温帯の小扇状地渓畔林における被圧状態に着目した樹木の共存機構
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- 作者:平山 知宏 ; 伊藤 哲 ; 平田 令子 等
- 期刊名称:日本森林学会誌
- 印刷版ISSN:1349-8509
- 电子版ISSN:1882-398X
- 出版年度:2020
- 卷号:102
- 期号:1
- 页码:31-37
- DOI:10.4005/jjfs.102.31
- 出版社:The Japanese Forest Society
- 摘要:暖温帯における小扇状地渓畔林の7年間の動態から,雑木林・夏緑樹林構成種群および常緑広葉樹主要樹種の枯死要因および空間的な分布を被圧状態に着目して解析し,同一地形内での共存機構の一端を明らかにした。生残率を目的変数としたGLMの結果,ホソバタブを除く常緑広葉樹主要樹種および雑木林・夏緑樹林構成種群では,上層木密度が有意な変数して検出された。最も生残率の低かった雑木林・夏緑樹林構成種群は,常緑広葉樹主要樹種に比べて耐陰性が著しく低いと考えられた。また,常緑広葉樹主要樹種内では,イチイガシの耐陰性が比較的低いと考えられた。空間分布からは,雑木林・夏緑樹林構成種群は流路沿いに分布する傾向がみられた。イチイガシは,大規模ギャップ跡への出現割合が有意に高かった。以上の結果から,雑木林・夏緑樹林構成種群が常緑広葉樹と共存するには,高頻度で発生する弱度の攪乱が常緑広葉樹の成立を制限することで,恒常的に良好な光環境が提供されることが重要であると考えられた。常緑広葉樹主要樹種内では,イチイガシが大規模ギャップに一部依存することで他の常緑広葉樹主要樹種と共存していると考えられた。..