文章基本信息
- 标题:飼料原料および配合飼料におけるサルモネラ汚染とその制御
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- 作者:盛田 隆行 ; 千原 哲夫
- 期刊名称:日本食品微生物学会雑誌
- 印刷版ISSN:1340-8267
- 电子版ISSN:1882-5982
- 出版年度:2020
- 卷号:37
- 期号:2
- 页码:49-60
- DOI:10.5803/jsfm.37.49
- 出版社:Japanese Society of Food Microbiology
- 摘要:飼料原料および配合飼料(以下,飼料)のサルモネラ 汚染は1948年にアメリカで初めて報告24)されて以来, 約70年経った現在においても,国内外で汚染事例が散 発的に報告されており25~29, 34~43),完全には制御され ていない.飼料のサルモネラ汚染の制御が難しい理由 は,飼料の多くが水分活性の低い粉体または粒体であ り,加熱および薬液による殺菌処理が容易でないことに ある.また,飼料業界の製造ロットサイズはトン単位で あり9, 108),製造,保管,搬送および出荷設備は大規模 かつ広範囲に及ぶため,汚染源を特定しにくいことも一 因となっている.一方,飼料はフードチェーンの最も上 流に位置しており,飼料のサルモネラ汚染を制御するこ とは,畜産物および畜産加工品の品質を高め,結果的に ヒトにおける食中毒のリスクを下げることになる.飼料 のサルモネラ汚染については,海外では,Maciorowski らが2004年66)および2006年67),Jonesが2011年48)に, また国内では佐藤が1990年89)および2003年90)に総説 を発表し,過去からの状況を詳説している. 本稿では,1990年以降における国内外の飼料のサル モネラ汚染状況とこれらに関連した対応事例を取り上げ た.また,報告例が少ない飼料原料の製造工場における 疫学および制御法について,特に品質改善が図られてい る植物性油かすを中心に概説する.