文章基本信息
- 标题:治療と仕事の両立支援に関する全国労働者調査~支援制度の認知と利用申出の意識
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- 作者:須賀 万智 ; 山内 貴史 ; 柳澤 裕之 等
- 期刊名称:産業衛生学雑誌
- 印刷版ISSN:1341-0725
- 电子版ISSN:1349-533X
- 出版年度:2020
- 卷号:62
- 期号:6
- 页码:261-270
- DOI:10.1539/sangyoeisei.2020-006-E
- 出版社:Japan Society for Occupational Health
- 摘要:目的: 治療と仕事の両立支援について,支援制度の認知と利用申出の意識を調べ,本制度の普及に向けた課題を明らかにする. 方法: 全国労働者12,000名を対象に,2020年1月にインターネット上でアンケート調査を実施した.調査項目は厚生労働省の両立支援の取り組みの認知,事業所内の相談窓口の認知,職場に病気を申し出ることに対する意識である.設問文と選択肢は前回2018年調査と同じものを用いた. 結果: 厚生労働省の両立支援の取り組みを知っている者は7%,事業所内に相談窓口があると答えた者は27%にとどまった.職場への申出はメリットの方が多いと思う者が15%に対し,デメリットの方が多いと思う者が31%と優位であった.多重ロジスティック回帰分析において,職場への申出の意識は厚生労働省の取り組みの認知,事業所内の相談窓口の認知,事業所内の産業医の認知と有意な関係を認めた.このほか,従業者300人未満の事業所,過去の就業制限の経験,職種のうち営業/接客,製造,運転/配達がデメリットの意識を高める因子として示された. 結論: 前回2018年調査から1年半を経ても,厚生労働省の両立支援の取り組みは労働者に十分認知されておらず,職場に病気を申し出て支援を請うことに抵抗感を持つ労働者の方が多いことが示された.本制度の普及のため,国および企業が啓発活動の更なる強化を図るとともに,事業所規模,雇用形態,職種の違いに配慮した支援制度のあり方を検討する必要がある.
- 关键词:Balance between work and treatment;Employee;Questionnaire survey