出版社:Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
摘要:本研究では,自動運転技術における自車位置推定のために,You Only Look Once(YOLO)を処理に組み込むことで道路標示検出システムの性能向上を行う.従来手法では,輝度値に基づくテンプレートマッチングで道路標示を検出する.しかし,この手法では日光による白飛びや標示の掠れにより検出できないものが存在する.これに対し,提案手法ではYOLOで道路標示の存在する領域を探索し,テンプレートマッチングの適用範囲を制限する.これにより,誤検出の発生を抑制でき,テンプレートマッチングの検出閾値を下げ,これまで未検出であった道路標示の数を削減できる.また,テンプレートマッチングの探索領域も制限され,処理速度も向上できる.実験の結果,提案手法は誤検出数は0のまま,従来手法よりも未検出数を低減できた.また,従来手法と比較してシステムのAccuracyは0.013,処理速度は4.6 FPS上がった.
关键词:道路標示検出;You Only Look Once (YOLO);自車位置推定;自動運転;road marking detection;You Only Look Once (YOLO);own-vehicle position estimation;autonomous driving