文章基本信息
- 标题:男性勤労者における特定保健指導の6か月時での3%減量目標の意義と3か月時評価への応用可能性
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- 作者:永原 真奈見 ; 樋口 善之 ; 赤津 順一 等
- 期刊名称:産業衛生学雑誌
- 印刷版ISSN:1341-0725
- 电子版ISSN:1349-533X
- 出版年度:2021
- 卷号:63
- 期号:3
- 页码:86-94
- DOI:10.1539/sangyoeisei.2020-019-B
- 出版社:Japan Society for Occupational Health
- 摘要:目的: 男性勤労者を対象とした特定保健指導において,6か月時で3%減量を目標とする意義と,3か月時評価への応用可能性について明らかにすることを目的とした. 方法: 2008年~2017年に,一般財団法人日本予防医学協会によって実施された特定健康診査を受診し,初めて特定保健指導を受けて最後まで終了した40~64歳の男性勤労者5,031名を解析対象とした.保健指導開始時(初回面談時)と終了時(6か月後)の体重変化率により3%減量達成群,3%未満減量群,非減量群の3群に分け,各群の3か月及び6か月時の体重や腹囲,血圧の申告値を比較した.また,次年度の特定健康診査結果の得られた2,889名を対象に,体重,腹囲,血圧,中性脂肪,High Density Lipoprotein-Cholesterol(HDL-C),空腹時血糖(以下,血糖とする)の初年度からの改善状況,及び次年度のメタボリックシンドローム(以下,MetSとする)罹患率・脱却率を3群別に比較し,実測値においても申告値と同様の改善効果が得られるかについて検証した.さらに,保健指導開始6か月時に3%減量に到達するための3か月時の減量目標を算出し,その目標値に基づいて次年度におけるMetS罹患率・脱却率を検証した. 結果: 3%減量達成群,3%未満減量群,非減量群の構成割合は26.8%,40.9%,32.3%であった.6か月時における腹囲や血圧の改善量は,減量の達成度に応じて大きくなっていた.次年度の体重,腹囲,血圧,中性脂肪,HDL-C,血糖は,初年度と比較して,3%減量達成群では全項目において有意な改善が認められたのに対し,3%未満減量群では血糖に有意な改善がみられず,非減量群では拡張期血圧と中性脂肪を除いて改善は認められなかった.次年度のMetS罹患率は,3%減量達成群が7.6%と最も低く,MetS脱却率は70.7%と最も高かった.また,6か月時に3%減量に到達するための3か月時の減量目標は2.0%で,2.0%減量達成群は未達成群と比べてMetS罹患率・脱却率において有意な改善が認められた. 結論: 特定保健指導において,6か月時で3%減量を目標とすることの意義が明らかとなり,3か月時における減量目標を2.0%とする応用可能性が示唆された.
- 关键词:Health check-up;Health guidance;Metabolic syndrome;Weight-loss;Male workers