公立A中学校ではここ6年間に渡り「精神的充足・社会的適応力」評価尺度KJQ(綿井・菅野、2002:日心)を用いて、生徒理解を深め生徒指導や教育相談に活用してきた。一方、生徒自身も自分の心の状態や社会性を見つめ直す手だてとして、この結果を活用してきた。本研究では、この「精神的充足・社会的適応力」評価尺度KJQを用いた指導例から、本尺度の教育相談および健康相談活動的有効性を検討した。