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  • 标题:南西諸島民の歯冠形態と縄文人の日本列島への拡散
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  • 作者:埴原 恒彦
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1991
  • 卷号:99
  • 期号:4
  • 页码:399-409
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:縄文人が後期更新世から完新世初期にかけて日本列島に拡散していったことはほぼ間違いないであろう.彼らの人種的,地理的起源に関しても,筆者は,後期更新世にスンダランドで進化してきた集団が,今は水没してしまった東アジアの大陸棚づたいに北上してきたとする, C. G. ターナーの仮説を支持する分析結果を示してきた.それでは,日本列島への拡散ルートについては,どのように考えられるのか.港川人の発見によって,南西諸島がこのルートの一つと考えることが可能になったと思われるが,他の形質人類学的追証は殆どなされていない.本研究では,この問題へのアプローチの一つとして,先史時代を含む南西諸島のほぼ全域から歯冠形質に関するデータを収集し,縄文人,東アジア及び東南アジア諸集団との比較分析を試みた.分析は,南西諸島集団を4つの地理的グループ(広田遺跡集団-種子島,奄美諸島,沖縄諸島,先島諸島)に分けておこなった.その結果,南西諸島諸集団,とくに,最南端に位置する先島諸島集団は,今日でも縄文人の形質をかなり濃厚に受け継いでいることが明かとなった.それと同時に,これらの諸集団の歯冠形質には,地理的勾配が認められた.これらの結果から,近世の南西諸島民の歯冠形質は,縄文人のそれを基盤とし,過去数千年間にわたり,環境及び文化的影響,また,本土の集団からの遺伝的寄与を受けながら,小進化してきたものと考えられる.全体としては,南西諸島民の歯冠形質は,本州日本人,朝鮮人,中国人よりも東南アジア集団(フィリピン人,ネグリト)に類似する.以上のことから,スンダランドから拡散していった集団は,南西諸島をその北上ルートの一つとして,日本列島に拡散していった可能性があるものと思われる.
  • 关键词:Nansei Island chain; Jomonese; Sundadont; Sundaland; Peopling of the Japanese Archipelago
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