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文章基本信息

  • 标题:大腿骨中央断面の輪郭形状:現代日本人と縄文時代人の変異
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  • 作者:中務 真人
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1990
  • 卷号:98
  • 期号:1
  • 页码:1-12
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:大腿骨など長骨の断面形状は直交する二つの径の長さの比によって記載されることが多い.しかしながらこの数値は一定方向への断面の扁平性を示すだけであり,それ以外の微妙な形状に関する情報を表すことはできない.こうした計測値によらず,全体的な形状によって断面形状を記載する方法も可能だが,不規則な形状の変異を統計的に扱う手法が開発されていなかったために,タイポロジーに終わっている.今回おこなった方法では,断面輪郭図形相互の全体的な形状の類似性を数値化し,その値に基づく多次元尺度法により輪郭図形を二次元平面上に配置し,全体の変異がどの様な要素から表されるかを視覚的に示した.この方法により現代日本人と縄文時代人について,大腿骨中央断面での輪郭形状の変異を調査した結果,全体の変異は柱状性と矢状面に対する非対称性,すなわち「断面のねじれ」の二つの要素から説明できることが示された.これらの要素は集団間でも共通して存在し,連続な変化を示した.平均値の比較では集団差,性差は断面の柱状性について認められた.今回の手法では,従来いわれているような現代人の身体形質の多様性,縄文時代人大腿骨の発達した柱状性と大きな性差をはっきりと示す結果が得られた.一方,断面のねじれについては変異性には現代日本人と縄文時代人との間で違いがみられたものの,平均値には集団差が認められなかった.これらの結果は現代日本人の多様な生活環境,縄文時代人の労働における性的分業の顕在性を表していると考えられる.不規則な形状の変異が効率よく少数の基本的な要素に集約され得ることを示した今回の結果は,こうした手法が形態学で果たす可能性を示している.
  • 关键词:Cross-sectional configuration; Femur; Geometrical analysis; Jomon skeletons; Modern Japanese
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