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  • 标题:東京児の頭長,頭幅の相対成長
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  • 作者:芦澤 玖美
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1988
  • 卷号:96
  • 期号:1
  • 页码:61-70
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:7歳から13歳の男140名,女141名の頭長,頭幅,身長を1985年に東京で測定した.その結果,男女とも頭のサイズは加齢に伴い増大するが,頭型はほぼ一定であることが分った.男子が女子より大きいという有意な性差は,頭長では12歳のみにみられたが,頭幅では8歳から12歳までの全年齢で出現した.したがって,一般に男子の方が女子より短頭である.時代差をみるために1928年に南西四国で計測された同年齢の学童の値と比較した.まず身長は,本東京児が両性の全年齢群で約10cm高かった(p<0.01).しかし,頭長は,男子11歳,女子7歳と11歳でのみ東京児の方が大きかった(p<0.05,p<0.05,p<0.01).これに対し頭幅は,両性の全年齢群で,東京児の方が0.8-1.2cm大きかった(p<0.01).したがって,頭長より頭幅により大きな時代差がみられ,60年前の四国児は短頭,現在の東京児は過短頭であることが分った.また,両群で性差の出現状況を比較すると1920年代四国児には頭長に男>女の差があるのに,頭幅には差がなく,逆に1980年代東京児には頭長に性差がないのに,頭幅には男>女の差が認められた.X を身長あるいは頭長,Y を頭長あるいは頭幅としたときの3種の回帰直線(Y=aX+b,log Y=aX+b,log Y=a log X+b)を求めた.頭長あるいは頭幅の身長との相関係数は,絶対値にせよ対数にせよ,両性とも約0.4であった(p<0.01).これに対して,頭長と頭幅の相関係数には有意性は認められなかった(男 r=0.15,女 r=-0.04).河辺(1986)によれば,X に身長,Y に体幹あるいは体肢の測定値をとったとき,logY=dx+bの回帰直線が最も高い直線性を示すという.しかし,x に同じく身長,Y に頭長または頭幅をとると,いずれの回帰直線にも際だった差はみられなかった.次に,1928年四国児と1985年東京児の平均値を使って同様に3種の回帰直線を求めた.男子では,両群で,いずれの組合せにおいても相関が有意に高かったが(r=0.8-1.0,p<0.01),東京児では身長と頭長ないし頭幅間の係数の方が頭長と頭幅間の係数より大きく,四国児ではこれと全く逆であった.さらに,東京児の相関係数の方が四国児のそれよりいくらか低かった.女子では,四国児ではいずれの組合せにおいても相関が有意に高かった(r=0.9-1.0,p<0.01)が,東京児では身長と頭幅の係数のみが有意であった(r=0.87-0.88,p<0.05).さらに東京児では頭長と頭幅の間には,絶対値にせよ対数にせよ,相関が認められなかった.最後に,東京児の個データで求めた回帰直線 ageindependent regressions と,平均値で求めた回帰直線 age-dependent regressions を比較した.その結果,相関係数は平均値を使った場合の方が,個データを使った場合より大きいことが分った.勾配は,対身長の場合,絶対値同土の組合せと対数同士の組合せのとき,これら2種の回帰直線のオーダーは同じである.これに対し,log 頭長/身長あるいは log 頭幅/身長と,頭幅/頭長のすべての組合せにおいて,勾配のオーダーは個データの回帰直線でより小さい.これらの傾向は男女で等しい.
  • 关键词:Head length; Head breadth; Cephalic index; Allometry; Tokyo children
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