文章基本信息
- 标题:長骨骨体断面形態の力学的諸特性値測定のためのさまざまな方法
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- 作者:遠藤 萬里 ; 高橋 秀雄
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1982
- 卷号:90
- 期号:1
- 页码:1-16
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:長骨を力学的に解析する場合,その断面形態の力学的諸特性値を知ることが重要である。しかし,それらを手で測定することは容易でない。近年,計測機器や計算機器の発達にともない,この測定作業が容易になってきた。それとともに,長骨骨体断面の力学的諸特性値を論ずる論文が急速に増加し,人類学領域でも多く見られるようになった。しかし,その測定法を具体的に論述してある報告は非常に少ない。したがって,あらたに測定しようとする者にとっては不便な状況にある。本報告は長骨骨体断面形態の力学的諸特性値とその機態形態学的意義について解説し,それを測定計算するさまざまな方法とそれに要する諸機器について具体的に述べたものである。長骨骨体の断面のような不規則図形の測定は工学や物理学ではあまり必要がないので,本報告に類するものがない。したがって,本報告で述べている方法や計算式の一部は今までどの分野でも公表されていないものである。断面形態の諸特性値とは図心点位置,面積,断面2次モーメント,主軸位置,主断面2次モーメント,極モーメント,回転半径,断面係数などである。しかし,面積,図心点,断面2次モーメントが得られれば,他の特性値は導出できる。上記の特性値を得るには,任意の直交座標をつくり,その軸まわりの0次,1次,2次のモーメントを測定演算する。この場合単軸まわりの測定法と直交2軸まわりの測定法がある。単軸まわりの測定から主軸や主断面2次モーメントを求めるには,特別な演算式を使う。任意の軸まわりのモーメントを求める場合,測定法はさまざまである。本報告では測定法,測定器,演算式の各種の使いやすい組合せを考えた。