首页    期刊浏览 2024年11月25日 星期一
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文章基本信息

  • 标题:沖繩の潜水漁民の身体的特徴とその作業歴との関連
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  • 作者:大塚 柳太郎 ; 稲岡 司 ; 鈴木 継美
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1982
  • 卷号:90
  • 期号:3
  • 页码:315-323
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:沖縄県石垣市の男子潜水漁民84名を対象として,13項目の生体計測と生理機能検査,および作業歴等に関するインタビュー調査を,3名の著者が1980年1~2月に10日間行なった。本論文では,彼らの身体的特徴を2つの方法で分析した。第1は,著者らが得たデータと,活動量の多い他の職業集団で原則として年齢グループ別に身体的特徴がわかる既存データとの比較であり,第2は石垣の潜水漁民間での作業歴による身体的特徴の相異に関する検討である。第1の方法では,6集団のデータを取り上げたが,それらのデータの制約から上腕周径,握力,肺活量だけが比較可能であった。その結果,石垣の潜水漁民は周径が太く,握力が弱い傾向が顕著にみられた。第2の分析方法では,石垣の潜水漁民を,素潜りだけ行なってきたグループ(グループ B),素潜りから機器潜りに転向したグループ(グループBD),素潜りから1本釣漁(潜水を伴なわない)に転向したグループ(グループ BH)に分け,40歳未満,40歳-49歳,50-59歳の年齢ごとに比較した。その結果,身体的特徴に有意差がみられたのは50-59歳の場合だけであった。すなわち,グループ B がグループ BH よりも体重/身長比が大きく,上腕周径が太く,握力が弱く,心拍数が少なかった。これらの差は作業歴と関連していると考えられるが,40歳未満と40-49歳ではグループ間に有意差がなかったことからも,作業による身体的特徴への影響が現われるまでには長時間かかると判断される。
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