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  • 标题:テナガザル(Hylobates agilis)の床上二足歩行の歩容と筋電図
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  • 作者:岡田 守彦 ; 近藤 四郎
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1982
  • 卷号:90
  • 期号:3
  • 页码:325-330
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:アジルテナガザル(Hylobates agilis)の若年個体1頭の平らな床面上での二足歩行を,筋電図と16ミリ映画により分析した。テナガザルの歩容は,上体の前傾,立脚相における股関節と膝関節の屈曲等,他のサル類と共通の特徴のほか,特有の弾むようなストライドをみせる。その際,しばしば推進脚のキックにより重複遊脚相が生じ,これに股関節の過伸展が加わることにより,恰もヒトの走行に似た歩幅の大きいストライドが観察された。しかしこの場合の股関節過伸展は,骨盤の水平回転及び股関節の外転による見かけのものであり,またこのようなストライドが2歩以上連続することもないことがわかった。各ストライドにおいて,固有背筋(腰椎レベル),股関節•膝関節の伸筋,及び足の底屈筋が着地の直前から中期立脚相の終りまで,持続的かつ殆ど同期的に活動する。固有背筋をのぞくこれらの筋では,二足歩行の立脚相における活動レベルが二足立位保持におけるそれを上まわる。遊脚相には前脛骨筋が軽度に活動するほか,固有背筋,大殿筋(pars proprius),大腿直筋が再度活動する。その活動は立脚相の場合にくらべ,固有背筋では強く他の2つの筋では弱いものであった。上記のテナガザル特有の歩容に関連すると思われる特徴ある筋電図が,外側広筋と腓腹筋に見いだされた。とくに腓腹筋によるけり出しが,歩行速度を高めるために役立っていることが推察された。
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