文章基本信息
- 标题:縄文時代人下肢長骨断面形の力学的検討
- 本地全文:下载
- 作者:木村 賛 ; 高橋 秀雄
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1982
- 卷号:90
- 期号:Supplement
- 页码:105-118
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:縄文時代人下肢長骨すなわち大腿骨,脛骨,腓骨の中央断面骨実質の形状を計測し,断面積,断面二次モーメントなどの力学的特性を求めた。資料は時代区分の明らかなかぎりでは中期以降の人骨である。縄文時代人の結果を現代関東地方人の同様の測定結果と比較し,縄文人骨の断面の力学的特徴を論じた。縄文下肢長骨はどの骨も,外形からみても骨実質の測定からも,ほぼ前後方向に長い扁平な中央断面をもつ。骨実質の扁平性とは骨量はあまり変えなくとも前後方向への曲げモメントに対する丈夫さが増すことである。このことから逆に縄文時代人の生活においてはこの方向への曲げが加わることが現代人よりはなはだしかったことが推察された。これらの扁平の程度と丈夫さの程度を外径のみからみた場合と内部骨実質の測定をした場合との差異についても論じ,内部の測定の必要性について触れた。