文章基本信息
- 标题:正座および蹲踞の影響によると思われる日本人膝関節軟骨の磨耗について
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- 作者:森本 岩太郎
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1982
- 卷号:90
- 期号:Supplement
- 页码:163-176
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:日本人遺体257体の大腿骨355個•脛骨275個を材料とし,正座および蹲踞の影響によると思われる膝関節の脛骨大腿骨間連結における関節軟骨の磨耗ないし損傷につき観察した。問題の磨耗は,大腿骨両顆の後上部および脛骨外側顆後端の外側半月に覆われる部分に限局的に頻発する。磨耗は30歳台に脛骨外側顆に始まり,また加齢とともに関節軟骨の線維化•潰瘍形成•完全磨滅の順に漸次進行する。女性は男性より磨耗の発現が早く,また頻度も高いが,これは男性が胡座(あぐら)を多用することと関連するかもしれない。磨耗が高度になると変形性関節症に類似の変化がもたらされるが,好発部位などをみれば,正座および蹲踞が原因と分かる例が多い。