文章基本信息
- 标题:頭蓋骨計測点3次元座標値の主成分分析
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- 作者:金沢 英作
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1980
- 卷号:88
- 期号:3
- 页码:209-228
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:現代日本人頭蓋男子41例,女子37例を用い,モアレ法により18個の計測点の三次元座標値を求め,それらをもとに主成分分析を行なった。三次元座標の原点は正中矢状面にポリオンを投影した点で,耳眼水平面を前後に走る軸をx軸,正中矢状面内でx軸に直交する軸をy軸,これらに直交し,左右のポリオンを通る軸をz軸とした。座標値の平均値はおおむね男性で大きかったが,脳頭蓋の一部では女性の値が大きいものも見られた。主成分分析の結果は累積寄与率80%までに11の主成分が抽出され,第1主成分に顔面の各方向への大きさ,第2主成分に脳頭蓋のシエイプファクター,第3主成分に全体の側方への膨隆に関する因子が得られた。これらの因子軸に回転を施したところ,第1主成分に含まれていたx,y,z各方向への因子のうち,第1因子として顔面の前突が分離された。次いで第2因子以下は側面の膨隆,脳頭蓋の後下方への膨隆,蝶形骨大翼の大きさ,後頭骨底の前後の動きに関する因子が得られた。これを先人の結果と比較すると人種や計測法の違いはあるものの,顔面の大きさ,頭蓋の幅,頭蓋の高さの順で重要な因子であることが示唆された。