文章基本信息
- 标题:新生児の胎盤及び赤血球の酵素に見られる遺伝性変異
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- 作者:石崎 寛治
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1975
- 卷号:83
- 期号:1
- 页码:39-48
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:日本赤十字社医療センター(東京)において約110例の新生児より採取された3種の試料(膀帯血,胎盤,母体血)について,赤血球酵素4種(PGM1, ACP,6-PGD, ADA),血清蛋白1種(Hp,母体血のみ),胎盤酵素(PGM3, AIP, GOT,ACP, Pep A)の遺伝的変異を澱粉ゲル電気泳動法により検査した。これらの結果を報告し,従来の報告と比較検討を行った。赤血球ACP,6-PGD, ADA, Hp(母親のみ)については新生児,母親両集団とも,東京の集団についての報告と比較して有意差は見られない。PGM1については従来の報告と比較して新生児,母親両集団ともにPG.M、7の頻度が有意に高い。胎盤AcP, m-GOTについては変異型は見られなかった。 AIPについては西日本の集団についての報告と有意差は見られない。s-GOTについても東京の集団についての報告と有意差は見られない。 PGM,については西日本の集団についての報告と比較してPGM23の頻度が有意に高く, PGM3遺伝子の分布に地域差の可能性が示唆された。胎盤Pep Aの各表現型と赤血球Pep A活性値との対応は必ずしも確認されなかったが, Pep Aは日本人についても多型を示すことが示唆された。