文章基本信息
- 标题:カニクイザルの頬骨下顎筋溝に見られる頬骨下顎筋稜(新称)について
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- 作者:吉川 徹雄 ; 岩久 文彦 ; 草間 千恵子 等
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1975
- 卷号:83
- 期号:2
- 页码:172-178
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:頬骨下顎筋の発達により作られる頬骨下顎筋溝(吉川,1963)には,浅側頭筋腱付着線と頬骨下顎筋第二層腱付着線の二つがはつきり認められる。浅側頭筋は頬骨下顎筋第一層をおおい,その前縁をめぐって眼窩後壁に付着する。3~4才のカニクイザルでは,大部分浅い溝をなすが,隆起線をなすものもある。頬骨下顎筋第二層の腱付着線は,前頭眼窩縁からわかれ,頬骨側頭孔後壁から頬骨眼窩縁後面にのびる。それは単に,低い隆起をつくるもの,線状を呈するもの,まれに二本の線からなるもの,稜をつくるものなどがある。これらのなかには,翼口蓋窩に達する長いものもあるが,途中で結節をつくり急に終わるもの,結節をつくらずに消える短いものもある。これらの稜を江原(1969)は外側側頭筋稜とよんだが,われわれは頬骨下顎筋稜と改称したい。