文章基本信息
- 标题:日本人とアイヌの大腿骨前面の弯曲について
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- 作者:木村 邦彦
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1973
- 卷号:81
- 期号:2
- 页码:103-112
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:東京大学医学部解剖学教室所蔵の日本人(男31,女33)とアイヌ(男22,女15)の101個の右大腿骨を資料として,STEWART(1962)の方法に習い,かつ写真による計測方法を併せて,大腿骨前面の弯曲の性差と人種差とについて考察した。その結果は次の通りである。1)大腿骨は,日本人の男より女で,より強い近位部の捻れと骨幹前面の弯曲とを示し,また最大弯曲点はより遠位にある。最大弯曲点の位置の性差はアイヌでも認められる。2)大腿骨頭一大転子長は日本人よりアイヌが短かい。男では,日本人よりアイヌの大腿骨がより強い前面弯曲と最大弯曲点のより遠位性を示す。3)大腿骨幹弯曲はアイヌを含めたMongoloid群(日本人とAmerican Indian)でより強く,Negroで弱く,Whiteはその間にある。大腿骨近位部の捻れはAmerican Indianだけが他群に比べて著しく強い。