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  • 标题:X線計測によるヒトの手指の相対成長について
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  • 作者:高井 省三 ; 寺田 春水
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1973
  • 卷号:81
  • 期号:3
  • 页码:145-152
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:4~18才の男女各72名の右手X線フィルムを用い,相対成長の立場から各指の長さの相互関係を分析した。指長としては各指節骨長の合計値が用いられている。対数変換された5指の計測値のうちの2指ずつを組合せた散布図は直線性を予測させたので,最小自乗法によって一次回帰式,logY=α10gX+logbを求めた。平衡定数(x)の有意性検定はアロメトリー式,Y=bXαがすべての組合せに適用できることを示した。母指長の小指長へのアロメトリー回帰の残差(Se)は男女ともに大きく,一方,中指の薬指への回帰,薬指の中指への回帰,示指の中指への回帰の残差は男女ともに小さい。平衡定数(α)の大多数は0.9~1.1の間にあった。男では母指と小指のそれぞれの他指への回帰式の定数は,平均して,1.05,1.03であり,他の3指のそれは0.95~0.96であった。女では小指:1.10,母指と薬指:0.98,示指と中指:O.95の定数をもつ。始原成長係数(b)は生物学的意味をもたないのでここでは論じられていない。男女各20の回帰式のうち,もとの関数と逆関数の両者が同時に推計学的に1.00のαをもつと認められる時に,この2形質の間の発育を完全等成長(complete isometry)と呼び,これによって5指の発育パターンの分類を試みた。男では母指と小指の間,示指•中指•薬指の間に完全等成長が認められた。女では母指と薬指の間,示指と中指の間に完全等成長が認あられた。つまり,男では辺縁側にある母指と小指のグループと軸側にある示指,中指,薬指のグループの2群が分類され,また女では辺縁側の小指,軸側の示指と中指,ならびに母指と薬指の3群が分類される。男女とも各グループの発育テンポの優劣関係は,辺縁側群が軸側群よりも優成長することが知られた。このことからヒトの手の各指の発育には,軸側部から辺縁側部へと高くなる成長階梯の存在が考えられる。
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