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文章基本信息

  • 标题:東北地方における六種類の赤血球酵素の多型性変異の分布
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  • 作者:原田 勝二 ; 赤石 英 ; 工藤 敏行
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1971
  • 卷号:79
  • 期号:4
  • 页码:356-366
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:東北地方における六種類の赤血球酵素,即ち酸性フォスファターゼ(AcP),6-フォスフォグルコン酸脱水素酵素(6-PGD),フォスフォグルコムターゼ(PGM),アデノシンデアミナーゼ(ADA),フォスフォヘキソースイソメラーゼ(PHI),アデニール酸キナーゼ(AK)に関する遺伝的多型の分布を調べるために,宮城,岩手,および青森県の献血者の赤血球試料を用い,澱粉ゲル電気泳動法によって検査した.AcP,6-PGD,PGM の最も普通にみられる多型性変異の遺伝子頻度はそれぞれ,Pa=0.211,Pb=0.789;PGDA=0.911.PGDC=0.089;PGM11=0.783.PGM12=0.217 で,これまで得られた日本人の値とほぼ一致する.このうちPODC の遺伝子頻度は白人集団の値と比べると高い.更に PGM および PHI の稀な変異型の頻度も白人集団よりやや高い値を示し,PGM5-1(0.5%),PGM7-1(0.2%),PGM7-2(0.1%),PGM8-1(0.1%)であり,PHI3-1(0.7%),PHI5-1(0.3%),PHI7-1(0.3%),PHII8-1(0.1%)となっている.これに対し ADA は ADA1=0.983,ADA2=0.017となっており,ADA2 の頻度は白人団より低く,これまでに報告された他の日本人集団に比べても低いと言える.AK の変異型は今まで同様一例も検出されなかった.東北地方においてはADA2 の遺伝子頻度が低く,PGM や PHI の稀な変異型が比較的多く検出されたことは一つの特徴を示しているが,sampling の問題も考えられるので今後検査数を増やすことによりこの問題を追求して行く予定である.なお,六種類の酵素型に関する三県の血液試料の各グループの間ではそれぞれ統計的な有意差はなかった.
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